Okawa
大川正義(MASAYOSHI OKAWA)
音楽プロデューサー・レコーディングエンジニア
代表作
- 宮崎駿監督作品
「千と千尋の神隠し」(音楽プロデューサー):アカデミー賞受賞
- 井上陽水
「少年時代」 GOLD DISK受賞「9.5カラット」(レコーディングエンジニア):AMPEX GOLD DISK受賞
- 坂本龍一・矢野顕子・高橋幸宏
「あの頃、マリー・ローランサン2004」(レコーディングエンジニア) Produce 加藤和彦 :日本プロ音楽録音賞最優秀賞受賞
- 吉田拓郎
「サマルカンド・ブルー」(レコーディングエンジニア):ニューヨーク録音
- 玉置浩二
「カリント工場の煙突の上に」(レコーディングエンジニア)
- 大貫妙子
「PURE ACOUSTIC」(レコーディングエンジニア)
- 久石譲
「ETUDE」(音楽プロデューサー)
- 映画
「淵に立つ」(深田晃司監督)(音楽スーパーバイザー):カンヌ国際映画祭審査員賞受賞。
- 映画
「ペコロスの母に会いに行く」(音楽プロデューサー):キネマ旬報日本映画ベスト・テン第一位
- 映画
「あらしのよるに」(音楽プロデューサー&サラウンドミキサー)
- 映画
「ピアノの森」(ピアノ演奏 アシュケナージュ)(サラウンドミキサー)
- 映画
「ELECTRIC DRAGON 80000V」(石井總互監督)(サラウンドミキサー)
- 映画
「渇いた花」(永瀬正敏デビュー監督)(サラウンドミキサー)
主なレコーディングアーティスト
井上陽水・吉田拓郎・加藤和彦・玉置浩二・工藤静香・坂本龍一・大貫妙子・EPO・矢沢永吉・岩崎良美・チェッカーズ・森昌子・喜多郎・マイケル-ナイマン(敬称略)等
(ポップス系約100人のアーティスト/200枚以上のアルバムを収録)
久石譲・千住明・服部隆之・岩代太郎・沢田 完・大島ミチル・樋口康夫・星 勝(敬称略) 等サウンドトラック作品
スタジオジブリ作品
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」
映画・TVサウンドトラック
「BROTHER」(主演:ビートたけし)「探偵物語」(主演:薬師丸ひろ子)「Wの悲劇」(主演:薬師丸ひろ子)「天国の駅」(主演:吉永小百合)「シルクロード」(音楽:喜多郎)「GOOD LUCK!」(主演:木村拓哉)他多数
DVD
井上陽水 「サントリーホール」「NHKホール・クラムチャウダー」 矢沢永吉 「東京ドーム」「横浜アリーナ・STAND UP’89」 浜崎あゆみ 「Arenatour2002」 他多数
海外レコーディング
ロンドン、ニューヨーク、ロサンジェルス、イタリア、チェコ、オーストラリア、パリで多くの海外レコーディングをした。
著書
音楽業界の動向とカラクリがよ~くわかる本(第4版)
経歴
北海道根室出身。
大学在籍時よりジャズに傾倒し、レコーディングエンジニアを目指す。
卒業後、国内有数と呼ばれるレコーディングスタジオ「アオイスタジオ」に入社(音楽技術部所属)。当時の大作映画・CM・アーティスト等、数多くのレコーディングに携わる。
- 1975年
- JAZZレーベル「スリー・ブラインド・マイス」の担当エンジニアとして、およそ60タイトルのアルバムに参加。トップアーティストにおけるライブレコーディングのエンジニア技術を学び、日本有数のオーケストラ・レコーディングを数多く手掛ける。
根室JAZZ三部作、日野皓正「車石」1975年、日野元彦「流氷」1976年、渡辺貞夫「ライブ・イン・根室1977」1977年。根室の熱い聴衆が鼓舞した。 - 1980年
- フジサンケイグループのエンジニアマネージメント会社「サウンドマン」に入社。国内最高技術のレコーディングスタジオと呼ばれた「一口坂スタジオ」チーフエンジニアとして数多くのトップアーティストに出会い、当時のポピュラーミュージックシーンにおいて「先鋭的レコーディングエンジニア」と評される。それまでにない様々な録音技術を駆使し、日本を代表するエンジニアの一人として評価される。
- 1989年
- ヴァージン・ジャパン(代表CXプロデューサー横澤彪氏)の設立にチーフ・プロデューサーとして加わる。日本初の欧米型エンジニアプロデューサーとして注目を浴びる。フィッシュマンズ等、数多くのアルバムのプロデュースを開始。
- 1992年
- ヴァージンレコードのEMI吸収により、メディアレモラス(代表横澤彪氏)に業務が移管、第2制作部 部長。
- 1996年
- ファーストスマイルエンタテインメント(ゲームミュージック系専門メーカー)を設立。(ディストリビュート:ポニーキャニオン)「鉄拳」「エネミーゼロ」「リアルサウンド」「スーパーロボット大戦」等ゲームミュージックシーンに常にムーブメントを起す。
- 2003年
- 7月 音楽事務所 ビック・リバー株式会社を設立。
- 2019年5月現在
- 自社保有原盤110タイトル、約800曲を所有し、CDのリリース及び国内外の音楽配信サイトで展開。
若い世代とのコラボレーションや育成に力を注ぐ。日本の新しい音楽シーンを作るプロジェクトを企画し、「リスナーの心を打つ音楽」「もっと感動的なエンタテインメント」をモットーにパッションを注いでいる。
著書
プロデューサーの使命
音楽という形のない、答えのない作品作りを続けている私は、イメージとして「心の受け皿」にどのようなサウンドを乗せるかに意識を働かせています。
インターネットの急激な普及によって、音楽のボーダレス化が進みました。ですから、私は常に好奇心のアンテナを張り巡らして情報収集に努めています。
それによって心のモチベーションを維持することができ、イメージが心に描きやすくなります。
そして「人に寄り添える音楽」を作るには、イメージした音楽をリスナーにどう聴いて欲しいのか?を明確にすることだとも思っています。
そのためには、自分の感性を信じ、何歳になっても「探求心を忘れない」ようにしています。
どの作品作りにおいても、参加する多種多様の音楽家の感性を感じ、自分との感性の接点を見出だし、更にリスナーの接点をどこに置くか?ということがとても重要なのだと感じています。
人に感動と喜び、希望を降り注げる「音楽の力」を信じて、ビジョンを具体的に進める事がプロデューサーの使命だと思ってます。